結局サイコンはCATEYEが一番いいという話

CATEYEはなんかショボい。そう思っていた時期が私にもありました。

人気のサイコンメーカーと言えばだいたい名前が挙がる以下の6社。

  • 米国 Garmi、wahoo
  • 台湾 BRYTON、Lezyne
  • 中国 XOSS,iGPSPORT
  • 日本 CATEYE

外国メーカー → カラー液晶のタッチパネルでナビ付きで7万以上

CATEYE → モノクロ液晶でボタンスイッチで2万以下

なんとなく見劣りするCATEYEのサイクルコンピュータだが…

うーんこれは見劣りする。

がしかし、じっくり検討した結果CATEYEが一番いいという結論に達したのでここにご報告いたします。

※CATEYEさんからお金貰ってるわけではありません。

スマホがあればサイコンなどいらないのだ!

見も蓋もない話だけど、みんな気付いてるので言い切っちゃうよ!

サイコンの機能はそんなに多くない

  • センサー機能・・・速度、回転数、心拍数、パワーを取得
  • 記録機能・・・走行ルートとセンサーの情報を記録
  • 表示機能・・・センサーの情報を表示

これくらいならスマホでなんとかなりそう

ハードウェアの進化・・・無線化と代替手段

かつてはサイコンに接続する専用のセンサーケーブルが必要だった。

今は殆どのセンサーがBluetooth接続になりスマートフォンにも接続できる。

さらに速度センサーの代わりにGPS、心拍数センサーの代わりにスマートウォッチを使えるようになった。

もうサイコンいらないじゃん!

ハードウェアよりソフトウェアの方が重要

今どきライドの記録をクラウドに保存してSNSで共有するのは当たり前。

RTOSに組み込みで頑張るよりスマホのアプリのほうがメンテも楽だしUIも使いやすい。

となると、外部にデータを持ち出せないサイコンよりスマートフォンの方が断然いい。

といってもイメージしにくいと思うので代表的なソフトを2つご紹介。

STRAVA社のスマートフォンアプリ「STRAVA」

元々ランニングの記録に使われていたアプリで、現在は自転車やハイキングなど30種類以上の

競技もターゲットにしている。

Androidのダウンロード数は5000万DL。アスリート系のアプリでは世界最大級のはず。

走行記録は同名のSNSサービスであるSTRAVAで保存や共有ができる。

SNSのサービスはトレーニングを意識した機能が充実しているのが特徴で、目標の設定や走行区間ごとのラップタイムを細かく表示してくれるなど随所に工夫が見られる。

STRAVA(SNS)の画面

走行ルートはGPXとTCX形式で出力できる。

TCX形式で出力する際は走行ルートを表示した上で
www.strava.com/activities/1234567/export_tcx
の様にトリップの最後にexport_tcxと追加すればTCX形式のファイルをダウンロードできる。

スマートフォンのアプリは走行ルートと心拍数の記録しかできないが、SNSのサービスは既に自転車のケイデンスやパワーメーターにも対応済み。

スマートフォンのアプリはCateye Cyclingの様な自転車専用のアプリを使い、STRAVA(SNS)にアップロードして保存するという使い方が良いかもしれない。

なおSTRAVA(SNS)でルートを作成したりトレーニングの分析を行うには月額525円の有償サービスに加盟する必要がある。

CATEYE(キャットアイ)社のスマートフォンアプリ「Cateye Cycling」

Cateye Cyclingは自転車の走行記録を想定したアプリ。

元々自転車のパーツやセンサー関連の開発をしている会社だけあって画面の表示項目もサイクリストの要点を押さえている。

Cateye Cyclingの画面

走行記録は以下のクラウドへのアップロードに対応している。

  • CATEYE Atlas(CATEYE社のSNS)
  • STRAVA
  • TRAINING PEAKS

CATEYE Atlasはライドの記録を保存して共有するだけのシンプルなSNSサービス。

STRAVAは区間ごとの平均速度を表示するのに対し、CATEYE Atlasは走行ログを時短で再現してくれるので見ていて楽しい。

Cateye Atlasに保存された走行ルートはGPX形式で出力できる。

Cateye Atlas自体もSNSだが、さらにTwitterやFacebookへの投稿もできる。

また、他のユーザーの走行記録を見ることもできる。類似の走行ルートがあれば優先的におすすめしてくれるので自分がどのくらいのレベルなのかがわかる。(自分の走行記録は非公開にも出来る)

事前にルートを作成してスマートフォンのアプリにナビさせるような機能はない。その様な機能を有償で提供するよりもGoogleマップを使ったほうが良いという判断だろう。

Androidのダウンロード数は10万DL。自転車に特化したアプリとしては十分なユーザーがいるとは思うが、ランニングやツーリングをしている人と同じアプリで会話できればもっと楽しいと思う。

無償で使う分にはSTRAVAもCATEYEも同等の印象。アプリはCateye CyclingでSNSはCATEYE AtlasとSTRAVAの両方にアップロードして使いやすい方を使うのが最適解だと思う。

それでもやっぱりサイコン欲しい

機能的にはスマートフォンで十分。むしろスマートフォンの方が良い。

でも実際に使ってみるとやっぱりサイコンの方がいい場合もある。

スマートフォンのバッテリー問題

100km超のロングライドになるとスマホのバッテリーが足りなくなることもしばしば。

試しにスマートフォンにCATEYE Cyclingをインストールし、スピードセンサーとケイデンスセンサーを付けて120kmのライドをしてみた。走行中はCATEYE Cyclingのマップ上に現在地を表示。

スマートフォンは買ったばかりのXperia 10III Lite。

結果は以下のとおり

  • バッテリー残量 100% → 22%
  • 通信量 2.12GB

この距離になるとスマートフォンのバッテリーに余裕が無くなる様なのでサイコンの購入を検討すると良いだろう。

電池式なら120時間(1日1時間×4ヶ月)程度、充電式のAir GPSでも10時間程度利用できる。(充電しながらの利用は不可)

防水防塵

急に雨が降ったり山道を走る際は防水防塵が心配。

スマートフォンも防水や防滴を謳っているものが多いがイマイチ信用できないし壊れたら数万円単位の修理費が必要。

何より修理中はスマホを使えなくなるのがイタイ。

安全

ライド中にスマホをポチポチいじるのはとっても危険。

コンビニによる度にアプリを止めたり起動したりも面倒。

電話がかかってきて画面が消えたりするのも困る。

上級者になればなるほど巡航速度が上がって危険なので、ライド中に余計な操作をしなくて済むサイコンを利用したい。

CATEYEのいいところ〜なんだかんだでコスパがいい〜

10万円もするガーミンのサイコンと同程度の機能をBRYTONが7万円で実現!

って聞くとコスパ良さそうな気がするけど、ほとんどの機能がいらんのよね。

だったら必要な機能に絞って安くしてよ。というのが日本人的な感覚。

まさに『あったらいいなは無くても平気』なのだ。

その点でCATEYEはやっぱりコスパがいい。

ハードは最低限

ぶっちゃけセンサのデータはスピード、ケイデンス、心拍数、パワーがあれば十分。

強いて言うならギア情報(DI2)も。

CATEYEは最低限必要なセンサーのみ開発し、お金がかかるパワーメーターは他社に任せて本体を安くしている。

「ミラーモード」とかいう究極の割切り

前述の通りアプリはスマホの方が得意。

だったらアプリはスマホに任せてサイコンは表示に特化すればいいじゃん!というのがミラーモード。

思い切ったな。

CATEYEの最上位機種で採用されている2つのモード

ミラーモードではセンサーの情報はスマートフォン送られ、スマートフォン上のアプリで処理した結果をサイコンに転送する。サイコンは受け取った結果を表示するモニターとしてのみ機能する。

なおミラーモードではスマートフォンが持つGPS機能や高度計の機能も使用できるためサイコン本体にGPSは必要ない。

「センサーダイレクトモード」を選択すれば従来どおりセンサーの情報をサイコンに送ることも出来る。このモードではスマートフォンのバッテリー消費を抑えられる。

当然だがスマートフォンのGPSを使用した機能や、スマートフォンのアプリで実現しているラップタイムの測定などはできない。

https://cateye.com/manual/jp/CC-SC100B/mirror1_function.html

2022年10月時点ではパドローネ スマートプラスとストラーダスマートの2機種でしかミラーモードを使えない。

また、センサーダイレクトモードとミラーモードを切り替える仕様なので結局コストはかかっている。

それでもデザインの方向は正しいと思う。

通常はミラーモード、レース時はセンサーダイレクトモードの様に使い分けることで開発コストの増大を避けられるはず。今後のアプリの進歩に期待。

もう一歩頑張って欲しいところ。

致命的ではないけど改善してほしいところもある。

  • 下位機種もCATEYE Cyclingに対応してほしい
    • ハード的にBluetoothが乗ってないので無理だと思うけど、今後開発する際は是非。
    • 下位機種はAir GPSが吸収していくのかも。
  • バックライトがあったりなかったり
    • もう面倒だから全部つけてほしい。パドローネデジタルに無いのはなぜ?
  • レビューが少ない
  • 日本のメーカーらしさを出してほしい
    • DI2の対応とか
    • みちびき対応とか
  • 実店舗でないと買えないモデルがある
    • しかも1市1店舗程度ってなんでやねん!っていう。
    • 2022/10時点ではエアーGPS、パドローネ ステルス、パドローネ スマートプラス。欲しいやつばっか。なんでやねん!っていう
  • Cateye Cyclingの機能強化
    • 事前にGoogle mapでルートを作ってそれを取り込む。というのをやりたい。特にヒルクライムの練習をする際はこの先の斜度と距離がわかった方が効率よくトレーニングできる。

ちょっとまて結構あるなw

CATEYEのサイコンを勝手に紹介

そんなわけで2022年10月時点のCATEYE製サイコンを勝手に分類してざっくり紹介。

中の人の思惑とは違うかも。あくまで個人の見解なので違ってたらごめんなさいね。

ホビーライダーからガチ勢まで広いラインナップ

目的別に整理してみるとこんな感じ。

ホビーライダーからガチ勢まで。使えるセンサーの多さで値段が変わるよ!

ややこしいので系統的な位置関係も整理しておこう。

CATEYE製サイコンの系統

大抵のホビーライダーは緑枠の機種がおすすめ

想定しているであろうユーザ

  • 今日走った距離とスピードを見て「今日は結構走ったね〜」とランチのネタにできれば十分
  • SNSではスピードだけシェアできればいい
  • スマホのバッテリーは絶対使いたくない

リアルタイムに走った距離とスピードが見れるのは想像以上に楽しい。

ドライブ代わりに自転車を楽しむところから始めるならこのクラスのサイコンから始めるのが無難。

スピードセンサーが標準装備。誰でも気軽に始められる。

このクラスは微妙な違いの機種がたくさんあって混乱する

いずれの機種にもスピードセンサーが標準で付属されている。買ってすぐに使える気楽さは嬉しい。

昔からあるロングセラーから最新の機種まで混在しているのがこのクラス。

コンセプトが少しづつ異なるので自分に合ったものを選ぶといい。

全ての機種にスピードセンサーが付いているが、ベロ9は有線ワイヤーである点に注意。取付が大変なのと走行中にワイヤーが絡まる可能性があるので丁寧に取り付けよう。

正直、このクラスは買わなくてもスマホで十分。拡張性を考慮してAir GPSは一考の価値あり。

このクラスのサイコンは本体内にデータが残るだけでSNSのなどでのシェアはできない。

スピードを知りたいだけならスマートフォンにCATEYE_Cyclingをインストールしておけば十分だろう。CATEYE_CyclingはスマートフォンのGPSを使用したスピード計測のほか、マップ上に現在地や走ってきた経路も表示できる。もちろんCATEYE Atlasで共有も可能だ。

ただ、Youtubeなどで自転車の動画を見ていると基礎的なトレーニングをしたくなる。予算が許すならセンサーを拡張できるAir GPSにしたほうがいい。

ホビーレースに挑戦したいなら青枠の機種がおすすめ

想定しているであろうユーザー

  • いずれホビーレースなるものに出てみたい
  • 自分の実力を記録して成長を実感したい

基礎的なトレーニングを行うならこのクラスが欲しい

トレーニングするならこのクラスのサイコンが必要

トレーニングに必要なケイデンスセンサーと心拍数センサーを利用できるのがこのクラスの特徴。

初心者の頃にAir GPSを選択した人がそのままセンサーを追加購入するか、最初からケイデンスセンサーが付属されているパドローネ デジタルを検討することになる。

Air GPSを使用している人はCATEYEのICS-12がスピードメーターとケイデンスメーターの一体型である点に注意が必要。
このままAir GPSに接続すると内蔵GPSを使ったスピードメーターとICS-12のスピードメーターが競合してしまうので、内蔵GPSのスピードメーターを無効にする必要がある。
せっかくの内蔵GPSがもったいない気がするがそういう仕様と割り切ろう。

Air GPSは内蔵GPSが魅力。走行ルートの証明が必要ならおすすめ。

CATEYE社のサイコンは基本的に走行ルートの記録ができない。

走行ルートを記録したいならスマートフォンを使え。というのがCATEYE社の基本姿勢だ。

しかし現実にはスマートフォンでは都合が悪いこともある。

例えば1000kmに及ぶ四国一周サイクリングで実際に走行したルートでデジタル走行証を発行するならGPSログ(TCXファイル)の提出が必要になる。しかしスマホのバッテリーは写真や動画で使いたい。

AirGPSならGPSが内蔵されているのでサイコン本体だけで走行ルートを記録できる。

とはいえ10時間しかバッテリーが持たず給電しながらの使用はできないので1日の走行は200kmが限界。正直、iGPSPORTのiGS10Sの方がいいと思う。半額くらいで勾配、気温、高度にも対応しているので。

徹底的にトレーニングしたいなら赤枠の機種がおすすめ

想定しているであろうユーザー

  • ヒルクライムが大好きなドM
  • スプリントが大好きなドM
  • レースに出たいガチ勢

ガチトレーニングするならこのクラス

自転車廃人への道

パワーメーターを使って筋力の向上を目指すならこのクラス。ミラーモードも使える。

小型のストラーダか大画面のパドローネかは好みで選べば良いがDI2の表示が出来るのはパドローネのみ。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です